ルーター加工
当社はNCルーター加工機を使った外形加工を主業としております。
            切削の対象は主にプリント配線板、各種樹脂板(ガラスエポキシ、フェノール、CFRP、アクリル、ポリカーボネート、POM、その他各種)及び金属板(アルミ、銅)です。
            プリント配線板の業界では一般的に『ルーター加工』と呼ばれております。
            取引先はプリント基板メーカー、各種材料メーカーをはじめ、樹脂製品メーカー・取扱店、同業樹脂加工会社他、最近ではホームページ等より個人様からも問い合わせを頂いています。
            『ルーター加工』は薄板切削加工において、市場、顧客より要求されるスピード/コストと品質を兼ね備えております。
スピード/コスト
ルーター加工は金型不要です。よって金型作成費用は発生しません。
              試作や小ロット、短納期では強い競争力を発揮します。
              CAD図面から抽出されたデータを利用し、加工プログラムを作成する方法が一般的です。
              当社では紙図面、フィルム、製品サンプルから加工データを作成する事も可能です。

仕上がり
ルーター加工の切削面は平滑性(面粗度)が優れています。
              欠け(クラック)、バリ、切粉残り対策では優れた結果を導き出す事が可能です。
              各種樹脂薄板(一部金属)が加工可能ですが当社は特に熱硬化樹脂であるフェノール、ガラスエポキシ、CFRPや複合材を得意としております。布やガラス基材でも切削仕上がりは良好です。
 プレス加工 プレス加工
 ルーター加工 ルーター加工
当社の強み
小ロット
生産設備、作業環境に始まり加工プログラムの管理方法まで徹底した小ロット、多品種に対応出来るシステムを追求してきました。
            今後も当社の力を発揮出来る領域として発展させていきます。
            材料支給条件であれば注文数量1枚から対応出来ます。
            またフェノール材、ガラスエポキシ材、CFRP、POM等は一部規格を在庫しており、極少量対応が可能です。

短納期
リピート品はもちろん、新規・変更を伴う内容であっても、柔軟且つ迅速な対応が必要と、当社は考えます。
            教育訓練をクリアした作業者、定期的に改善されている無駄のない洗練された作業標準・作業環境が、「待たせない納期」を実現させます。
            プリント基板製造では工程数も多く全般的に短納期です。
            当社ではその他の材料を含め、条件により翌日出荷まで対応しております。

高品質
加工対象物の条件は一定ではありません。
            材料による特性や、収縮・膨張・反り等、前工程で熱や力が加わった製品では尚更です。
            先ず対象物の状態を理解する事、次にそれに合う条件を見極める事。
            影響を及ぼす要素ひとつひとつを吟味して精度を積み上げます。
            又、認証は受けておりませんがISO9001をモデルに品質管理を行っています。

薄板切削
プリント配線板加工で培った高精度、高品質技術を活かし、
          各種樹脂、金属材においても積極的に挑戦してきました。
          切削深さ(ザグリ)精度の要求される加工難度の高いものや新素材・難切削材分野での実績は他社をリードしており、
          取り扱う製品構成も先端技術分野のものが中心です。
          プレス加工でのバリ、クラックの問題やマシニング加工では不得手な薄板切削において、ハイレベルなルーター加工が当社の特徴です。

 
            
          
作業の流れ
プログラム作成
プログラムはCAMで作成します。
          CAM、正しくはcomputer aided manufacturing。当社ではルーター加工機用NCプログラム作成ソフトウェアを指します。
          加工データと加工機の両方の特性を、作成プログラムに反映させる事が最も重要です。
          取扱い可能なファイル形式はCAD標準のDXF、プリント基板で扱われているガーバー形式(GBR)、イラストレーター(AI)出力にも対応可能です。
          その他、各種CAD/CAMに依存する各形式に関してはお問い合わせ下さい。


ルーター加工
CAMで作成した加工プログラムをNCルーター加工機に読み込ませ加工します。
          切削工具、治具、オフセットを熟知したオペレーターがルーター機を操作し、外形・スリット・丸穴・角穴等、製品の形を削り出します。
          また、以下の特殊加工にも対応可能です。
          ○ザグリ(切削深さ調節)加工
          深さ精度±50μ:当社条件による
          ○大判加工
          最大外形寸法:1000×600mm
          ○小片加工
          最小外形寸法:7×5mm
          ○外形加工後、部品実装後の修正・追加加工 等
          高価な高機能プリント配線板を数多く取り扱う当社のオペレーターは機械操作だけでなく、製品取扱いもプロフェッショナルです。

          

Vカット加工
Vカット加工とは、加工対象となる板の上下面からV字状の溝を切込ます。
          結果、V溝位置から容易に切断することが可能となります。
          プリント配線板では部品の実装工程後、Vカット部の切断を行い、製品に組み込む形となります。


端子面取り加工
コネクタ端子の端子部端面にテーパーをつける加工です。相手のコネクタに挿入しやすくします。
          
          ○角度20~45度 Cカット GFRP積層材
          プリント基板専用機で対応します。
          ○基板以外の各種材料も実績が有ります。
          Cカット、Rカットが可能です。

 
            
          








 
 


















